イヤホン買ったからインプレ書く: Blessing2 Dusk
僕があまり他人に言わない趣味の中に、イヤホン狂い趣味というのがある。
そんな上等な耳持ってる訳でもないのにお高いイヤホン買い漁って聞き比べるとかいうどう考えても正気でない趣味である。
前置きはさておき、また新しく中国から輸入する形で新しいイヤホン買ったので感想書きます。
moondrop社製 Blessing2 : Dusk ってやつです。
無印とduskって何が違うの?:
今回買ったBlessing2: duskというブツはBlessing2(以下無印)というイヤホンのマイナーチェンジバージョンです。無印は国内でも通販で買えます。Amazonとかeイヤとか。duskの方はShenzhenAudioって通販サイトでしか買えません。
無印に比べてduskってバージョンは何が違うかっていうと、Crinacleっていうイヤホンの周波数特性を計ることに人生かけてる海外の兄ちゃんが再チューニングして音の感じが違うようになってるわけです。あと印刷されてるロゴにDuskってついてる。
{イヤホン名} + frequency とかの名前で検索すると周波数特性を図ったグラフ画像がいっぱい引っかかると思いますが、十中八九出てくる真ん中にメガネの兄ちゃんのイラストが描いてあるのはClenacleって人が測定した奴。
パッケージ内にわざわざ周波数特性を印刷したカードが封入されてるのは草生えた。
いいところ:
- 金属フェイスプレートに中身レジンがつまったボディは超綺麗
- 音もかなり良い。さすがBA4機・DD1発積んでるだけはある
- 付属物のポーチとかもちゃんとしてる。イヤピもさらさらして耳にあんま負担かからないやつで素晴らしい
わるいところ:
- ノズルの部分に外からそのままフィルタシールを張り付けてるだけの構造なので、フィルタが外れやすい。
多分この写真見たら一発で分かると思う。 - Final Eタイプイヤピとか使うとノズルへの締め付けが強すぎてフィルタが外れる。というわけで軸が広いイヤピしかこの機種には使えない(SednaとかAcoustuneのやつとかね)
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んでそれを見越したように10枚も交換用フィルタ+ピンセットが付いてきた。ただまあ多分すぐ使い果たすだろう
音
- 一言でいえば中高音重視のドンシャリ...なのだが、ドンの方が通常のイヤホンとは違う味付けになっている。
- ブーストされている低音域はサブベースと呼ばれる20~30Hzの超低域で、これは何か楽器の音、というよりかは映画館で"ドーン"って爆発音が流れたとき、ゾワゾワっと感じるくらいの低域、という感じでもはや音として聞き取るものというより感じるものって感じの音域。
- クリアでシャープに聞こえる中~高音域の味付けにこのサブベースの盛りが入ることで、どの音域の音も明瞭に一音一音追うことができる妙な分離感と立体感を持つ音になっている。
- 迫力があるスッキリ味付け音...というと正反対じゃんと思うかもしれないけど、耳良くなくて語彙もない自分が言い表すとなるとこういう感じになるしかない。
- あとこのイヤホン、顕著にマスタリングの傾向が出る。先も触れた超低域がしっかりに入っている音源はその通りにガツンとくる音楽が楽しめるが、そうでない音源は若干物足りなく感じてしまう。君もYOASOBI否定おじさんの気持ちがわかるかもしれない
つまり?
- 総じて物はいいがフィルタに関してはめっちゃストレスがかかるぞ
- 音はメチャクチャ良いがある程度音源を選ぶ...というか物足りなく感じるマスタリングの音源がはっきりわかるぞ
- イヤホンコレクターとして1本持ってても損はないと思うぞ
ということです。
個人的にはなかなか満足しています。